2015-03-22 のへし宗ツイートまとめ
食事の席に一度も顔を出さない宗三のことを「あいつは何をしているんだ」と苛々した様子で呼びにいこうとする長谷部を引き留めて「あれは籠で大事にされるのが好きだから食事も弟に運ばせているんだよ」と教えるとちょうど小夜が小さな身で慎重にお盆を運んでいくところで長谷部は呆れた顔をした
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:35:02 +0000 2015
「あれは火事になっても自分では歩きもしないね」と言う私に複雑そうな目で「はぁ、」と曖昧な返事をうつ長谷部であったが、ある晩本当に火事が起きたので他の者を叩き起こしながら本丸の一番奥の宗三の部屋までいったのだった。
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:41:47 +0000 2015
駆け付けた長谷部が、すぐ逃げるように宗三に言うと宗三は少し躊躇って「おぶってくれないと、歩けません」とのことだった。それで長谷部はカッとなって戸を開けておくから勝手にしろと言い捨てその場をあとにした。なにしろ負傷者もまだ小さい短刀もいたし、大の男に貸してやる手は空いてなかったのだ
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:45:38 +0000 2015
騒ぎが収まり皆があらかた庭に集まったところ、小夜が小さな風呂敷包みを抱えてくすん、くすん、と泣いているのに気がついた。よほど火が怖かったのだろう。それにしてもとっさに手周り品を持って逃げる頭があったのだ。「大事なものが無事でよかったじゃないか」せめて励ますつもりで長谷部は言ったが
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:49:22 +0000 2015
小夜が黙って開いた風呂敷の中身を見て絶句した。風呂敷の中には、足首がふたつ、ずいぶん前に肉体から切り離されたのだろう腐りかけてはいたが長谷部はそれに巻かれた数珠のような装飾品から『宗三の足首だ』と直感した。
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:52:23 +0000 2015
煙の中に切れ切れの「おぶってくれないと、歩けません」という宗三の声が長谷部の耳の中に今一度しっかり聞こえた。
— 桃色テクノ(@momoirotechno)Sun Mar 22 14:53:09 +0000 2015
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